「人の仕事は、実は物を探すことに多くの時間を要しています」
この言葉に共感しました。仕事柄、お問い合わせを受けて、その問い合わせに回答するという仕事をしていますが、仕事の多くの時間を同じような問い合わせが過去の問い合わせになかったか?と探すことに時間を取られているからです。
FAQであれば頭に入っていることが多いものの、FAQではないものの過去に同じような問い合わせを受けたなというものは自然とその問い合わせを探す時間が多くなり、この探すという作業に時間を取られているからこそ、共感する点があり、より深く島田チェアマンの考え方を知りたい、学んでみたいと思いました。
目次 Contents
「やりたい」を「やるべき」に置き換える
業務の中でいくつかの選択肢がある場合で、何をやるのか?やらないのかを判断する場合の方法として、「やるべきこと」を選ぶのがよいと説明されています。
なぜ、やりたいことではなくやるべきことなのか?というと、やりたいをやるべきに置き換えることで客観視することができるからとのことです。
やりたいの場合だと利己的な視点となり自分の利益だけを追求しようとすることに繋がりますが、やるべきことの場合は、利他的な視点となり、自分の利益を犠牲にしても他人の利益を優先することに繋がります。
また、やるべきことの視点は?主体は?と問われる場合には「経営理念」だそうです。
「客観的に考えて見て」というよりも「一度、やるべきで考えてみたら?」と言われる方が、分かりやすいし、気分も害さないとも記載されており、確かに!とも思いました。
客観的に考えると言われても、ピンと来ないかと思いますが、相手が重要だと思っている点が何か?それを明らかにした上で、何をやるべきか?と問うことで、やるべきことが明確になるかと思い、なるほどと納得しました。
→オフィスのゴミを拾わないといけない理由をあなたは部下にちゃんと説明できるか?
人事評価について
人事評価についての内容も記載されていましたがその中で「数値目標」と「行動目標」の2つの評価軸を設定しているという話もありました。
営業のような職種については「数値目標」にばかり目が行きがちになるが、行動面でも評価できるようにしていること、経理や総務、広報などの間接部門の場合、逆に数値目標を建てる場合が難しい職種もあるが、そのような職種ではプロセスにおける努力やチームワークへの貢献など行動面での評価をできるようようにしているとのことです。
さらに、数値目標と行動目標のバランスを変えることできるので、新人では行動目標の比率を高めに設定したり、ベテランであればその比率を逆にすることで、その人にあった目標設定ができるとも記載されていました。
どの会社でも目標設定はあるもので、その目標を自分自身でどのように設定していくのかについて悩むことがあるかと思います。
その時に、数値目標と行動目標という2つの軸から考えることで少しは自分自身で目標を立てやすくなるのではないかと感じました。
書籍は
最後に
千葉ジェッツのブースターであれば、島田チェアマンが千葉ジェッツの社長をしていた時の「千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちと共にハッピーになる」という経営理念をご存じであった方も多いかと思います。
その経営理念のもとに今の千葉ジェッツふなばしがあるかと思います。
このように経営理念を大切にされていた島田チェアマンがBリーグのチェアマンとなり、どのような理念を提示されるのかを気にしながら、新型コロナウイルス感染症の危機を乗り越えて、Bリーグを、さらに日本のバスケットボール界を発展させていくのか?今後の活躍に期待したいと思います。
なお、島田チェアマンがチェアマンに就任されて最初の年の優勝チームが千葉ジェッツになれば。。と思ってしまいますが、感慨深いものになるのではないかと密かに思ったりもしています。
→ FOOT×BRAIN(フットブレイン)で千葉ジェッツ島田会長が語った千葉ジェッの哲学とは?
→ 千葉ジェッツふなばしの2021年シーズンのチケット発売開始は2020年9月からか!?
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