2020年6月9日に一般社団法人千葉県バスケットボール協会のU12部会が発表した小学生(ミニバス)世代のチームにおける新型コロナウイルス感染症における自粛期間解除後の活動の目安をまとめています。
チーム活動の再開については4つのステップが目安として提示されていました。ただし、目安であって強制力のあるものではないという記載もあわせて記載されていました。
目次 Contents
千葉県バスケットボール協会U12のチーム活動について
新型コロナウイルス感染症の自粛期間終了後のミニバスケットボールチームの活動再開に向けての案内が千葉県バスケットボール協会のU12部会から発表がありました。活動再開に向けてのステップとしてステップ1からステップ4まで段階を経て、今までのような状況に戻していくと説明があったので、各ステップの内容を記載しています。
→ 千葉県バスケットボール協会のU12カテゴリーの「【重要】活動再開に向けて」ページへ
ステップ1(STEP1)
「チーム練習の再開が可能になる段階」と記載されており、判断の目安としては「チームが所属する市町村の教育委員会の判断において」と記載があり、以下の3つが提示されています。
1.学校の再開
2.学校開放の再開
3.中学校部活動の再開
この3つが実現した時に、主たる活動場所でのチーム練習を再開可能としていますが、ただ、まだ他のチームとの合同練習や練習試合などの交流や移動は行わないという注意点の記載がありました。
なお、具体的な練習内容などの記載はありませんでした。
ステップ2(STEP2)
「近隣地区での交流が可能になる段階」と記載されており、ステップ1のチーム練習が再開してから約1ヵ月程度の経過観察を経てから近隣地区(となり合う市区町村)内での他チームとの交流や移動が可能となります。
なお、練習試合は実施可能ですが大会は2020年7月末まで開催しないと記載があります。
ステップ3(STEP3)
「千葉県内での交流が可能になる段階」で、ステップ2の近隣地区内での交流が可能となってから、各チーム・支部・地区の活動状況や千葉県内の感染状況など、相当の経過観察を経て支部・地区を超えて県内チームとの交流や移動が可能となります。
なお、市や地区を超えての練習試合が実施可能で関東予選が可能になると記載があります。
ステップ4(STEP4)
「県境を超えての交流が可能になる段階」で、ステップ3の千葉県県内での交流が可能になってから、千葉県内および関東圏の活動状況や感染状況など相当の経過観察を経て、県境を超えての県外チームとの交流や移動が可能と記載があります。
なお、千葉県を超えて練習試合は実施可能と記載されています。
千葉県ではこのようにミニバス世代の活動状況の目安が定められており、ステップ2からステップ4は千葉県全体での一斉措置となり、千葉県バスケットボール協会U12部会が判断して、その都度通知があります。
参考までに千葉県バスケットボール協会のU12カテゴリーの情報は以下のリンクで参照できます。
→ 千葉県バスケットボール協会U12カテゴリー(旧ミニバスケットボール連盟)
日本バスケットボール協会の活動再開のガイドラインについて
ここまで、千葉県バスケットボール協会の活動再開に向けての目安を調べましたが、どのくらいの強度で練習をすればよいのか?という点についてはJBA(日本バスケットボール協会)から2020年6月8日に発表された「活動再開ガイドラインの手引き」に記載があったため、こちらの内容も記載しておきます。(なお、ミニバスケットボール向けの内容というよりもどの年代にも当てはまる、全体的な内容となっていました。)
→ 日本バスケットボール協会の2020年6月8日の「【重要】新型コロナウイルス感染症に関するバスケットボール活動再開ガイドライン策定のお知らせ」ページへ
この「活動再開ガイドラインの手引き」に記載された内容の中に、「トレーニング・活動における留意点」があり、「感染症対策」と「ケガ防止対策」について記載されていました。
新型コロナウイルス感染症対策を実施したうえで、練習ができていなかった期間もあるために練習再開に伴う怪我防止の観点も必要とのことです。
活動参加について
チーム練習の再開についてですが、参加するかしないかは選手や保護者などの意思を確認したうえで実施することで、チーム練習への参加を強制することや遅れて参加した場合などで、非難されることがないようにとのことです。
チーム練習の再開について
チーム練習を再開する場合ですが、段階的に再開することが勧められています。
個人練習から再開する「活動再開ステップ1」から最終的に全体練習が実施できる「活動再開ステップ5」で、各ステップを2週間程度実施していくことが目安としていますが最終的な判断はチーム所在地となる都道府県や地方自治体の方針や選手のコンディションなどを踏まえて各ステップの移行を判断していくことが推奨されています。
常に気を付けることとして
・健康状態のチェック
健康状態のチェックとして以下のようなことが記載されていました。
検温の実施(朝、自宅を出発する前、施設に入場する時に)
睡眠時間
疲労度、意欲
安静脈拍数
練習前後の体重差
主観的練習強度
練習再開に伴う身体の痛み
新型コロナウイルスの症状
・感染対策
感染対策としては「ソーシャルディスタンス」や「マスクの使用」「手洗い」などが記載されています。
ソーシャルディスタンスについては、人と人の間の距離を2メートル以上とることが記載されていますが2メートル以上のソーシャルディスタンスが確保できない場合は、同時に参加する人数を制限することやより広い施設や屋外を利用することが記載されいます。
なお、サイドラインやベンチにいる場合でもソーシャルディスタンスの確保が記載されており、テープやペイントで印をつけることも考慮すると記載されています。
マスクの使用については、マスク着用を希望する選手には着用を許可するが家庭用のマスクを着用すると記載されており、マスク使用時は熱中症のリスクを考慮して運動強度を落とすことが記載されており、コーチや関係者は常にマスクを着することやホイッスルを利用する代わりに人工的に音を発生する機器を用いて対応すると記載されています。
また、選手がマスクを着用しない場合は、周囲との距離を十分保ち、不必要な発生や会話を控えること、さらに、息のあがるような高い負荷の運動中はマスクを使用せずにソーシャルディスタンスを意識的に確保し、運動中以外(ベンチにいる場合やロッカールームにいる時など)はマスクの着用が推奨されています。
備品の使用については、選手間での備品(ビブスやタオルなど)は共有しないこと、選手各自のウォーターボトルやペットボトルを使用して共有しないと記載されています。
施設を利用する前後、多くの人が頻繁に触る物に触れたあとは石鹸や水で30秒手洗いをすることや手指の消毒をすると記載されています。
施設の利用では換気を定期的に行う、窓を開けるなども記載されています。
このような内容がまとめられている資料が日本バスケットボール協会のサイトに掲載されているので、さらに、詳細を確認する場合は「【重要】新型コロナウイルス感染症に関するバスケットボール活動再開ガイドライン策定のお知らせ」ページを参照してください。
コロナ対策中の熱中症予防対策も!
さらに、このガイドラインですが、新型コロナウイルス感染症対策と熱中症予防についても記載されていました。
外出自粛期間もあり、身体が暑さに慣れていない状況から運動を再開すること、また、コロナ対策でマスクを着用しての運動も
想定されていることで、熱中症予防対策も必要になってきます。
どのような点で注意が必要かがまとめられているので、こちらも参考にしてください。
最後に
withコロナの中でのミニバスケットボールの活動再開となっていますが、感染のリスクを抑えつつ練習や試合を行っていく必要があるかと思います。
今後、バスケットボール協会からも新しい情報が提供されるかと思うので、情報が更新されたら、追記していこうと思います。
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