富樫勇樹(とがしゆうき)選手ですが、千葉ジェッツの大黒柱のPG(ポイントガード)であり、Bリーガーとして初の年俸が1億円となった選手であり、もちろんバスケットボール男子日本代表(AkatsukiFive)でもあります。
2019年7月の代表合宿中に右手の怪我(右手第4中手骨の骨折)で2019年のワールドカップ中国大会には出場できませんでした。
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富樫勇樹選手のプロフィール
生年月日:1993年7月30日(26歳 2020年2月16日時点)
出身地:新潟県新発田市
身長:167cm
中学校:新発田市立本丸中学校
高校:モントローズ・クリスチャン高校(アメリカ)
所属:千葉ジェッツふなばし
富樫選手のTwitter(ツイッター) @YukiTogashi
富樫選手のInstagram(インスタ) @yukitogashi
富樫選手のツイッターの画像は時々、変更されることがあり以前はご両親との写真でしたが、現在は子供の頃の写真でシカゴブルズの洋服を着て、シュートを打つフォームの写真です。
ちなみに、富樫選手のお父様は富樫英樹(とがしひでき)さんですが、現在は新潟県にある開志国際高校のバスケットボールの監督を務めています。父親も母親もバスケットボール経験者です。
富樫選手のトレードマークは、しっかりと固められた髪型。試合中でもその髪型がみだれることがほとんどありません。それほどまでにビシッと固められている髪型が印象的です。ちなみに調べてみると「サイドツーブロックコームオーバースタイル」というらしいです。
また、富樫選手ですがご結婚されて奥さんがいらっしゃいます。公に公表したわけではありませんが、新聞社のインタービューを受けている時にさりげなく結婚されていることを話したそうです。
富樫勇樹選手のバスケ歴
富樫選手ですが、小学校1年でミニバスケを始めました。新発田市立本丸中学校の3年生の時には全国大会で優勝しました。なお、中学時代の監督は父親である富樫英樹さんでした。
その後、高校に進学しますが、富樫選手は日本の高校ではなく、アメリカの高校に留学します。その高校は米国のモントローズ・クリスチャン高校です。留学をしたことになりますが、この留学を勧めたのは富樫選手の父親と交流があった中村和雄氏です。
アメリカの高校に進学しましたが、高校1年生の時からロースター入りして、シックスマンとして起用されました。
もともとはシャイな性格だったそうですが、留学することで大きく変わったのは性格だったそうです。
父親の英樹さんも「中学までは暗くはなかたけど、あまりしゃべる子じゃなかった。でも帰国したら何より流暢に日本語をしゃべるようになっていたのに驚いた」とのことでした。
ちなみに、朝日新聞の2020年1月8日の「千葉から輝くTOKYO2020」の記事には、高校生の時に留学した経験がなければ今の自分はない」と記載されているほど、アメリカへの留学が大きな転機になったそうです。
このように転機となったそうですが、もちろんバスケットの技術は鍛えられましたが、高校が強豪ということもあり、身長の低かった富樫選手は周りの選手を生かすプレーが中心となり、自ら切り込んでシュートを決めるような積極性や意識が欠けていたそうです。
2012年6月にはNBAが主催する「 Basketball Without Borders」に参加して、アジア地域の同年代のトップ選手が集まる中でMVPを獲得しました。
高校卒業後にアメリカの大学への進学を目指していましたが、条件などが折り合わずに進学は断念しました。
帰国後の2012年12月に秋田ノーザンハピネッツに加入しますが、その当時の監督である中村監督(高校時代に富樫選手への留学を進めた方)から点を取ること、身長の低い選手は攻撃で活躍しないと意味がないと伝えたそうで、それから今のようなプレースタイルになったとのことです。
この2012-2013シーズンのbjリーグ新人賞を獲得しています。
2013-2014年シーズンは、全試合にほぼフル出場(平均出場時間は36.4分)しました。出場時間も1895分でリーグ1位で、得点も15.6得点を記録しています。
そして、2014年はNBAへ挑戦しました。ダラス・マーベリックスのサマーキャンプを経て、サマーリーグのロースター入りとなりました。
サマーリーグの5試合中4試合に出場しましたが、出場時間は限られていました。
最終的にマーベリックスの傘下の下部チームであるテキサス・レジェンズと契約しましたが、2015年2月に足首を捻挫してしまい、それ以降は欠場することになりました。
2015年から2016年シーズンも海外挑戦を目指してイタリアのチームとプレシーズンの契約を結んでいましたが、最終的に千葉ジェッツに加入しました。
「昔は五輪に出られるとも、出たいと思ったことがなかったから、日本代表よりNBAとかの海外挑戦を優先してきた」とも書かれていましたが、2016年にBリーグが開幕して五輪出場を目指して日本代表を強化した結果、「五輪に出られるのであれば、一番に目指すべき場所だと思った」とも話しをしており、2020年2月時点では五輪出場を目指して千葉ジェッツふなばしでプレー中です。
2015年-2016年 千葉ジェッツ NBLプレーオフの準々決勝でトヨタ自動車アルバルク東京に敗戦
2016年-2017年 千葉ジェッツ 天皇杯初優勝(天皇杯決勝戦のスコア 千葉ジェッツ 88-66 川崎ブレイブサンダース) 天皇杯の大会ベスト5に初選出 Bリーグチャンピオンシップの準々決勝で栃木ブルックスに敗戦
2017年-2018年 千葉ジェッツ 天皇杯2連覇(天皇杯決勝戦のスコア 千葉ジェッツ 89-75 三河シーホークス)
B1リーグレギュラーシーズンで東地区1位となり、Bリーグチャンピオンシップに進出
Bリーグチャンピオンシップ2018ファイルでアルバルク東京に60対85で敗戦(準優勝)
2018年-2019年 千葉ジェッツ 天皇杯3連覇(天皇杯決勝戦のスコア 千葉ジェッツ 71-69 栃木ブルックス)
2019年の天皇杯決勝戦ですが、延長までもつれ込みましたが試合終了まで3秒を切ってからの3Pシュートを富樫選手が決めて、見事3連覇を達成しています。大会MVPを富樫選手が獲得 大会のベスト5も受賞(2回目)
B1リーグレギュラーシーズンで東地区1位となり、富樫選手がシーズンMVPを獲得。
Bリーグチャンピオンシップに進出するも、Bリーグチャンピオンシップ2019ファイルでアルバルク東京に67対71で、またも敗戦(準優勝)
2019年-2020年 千葉ジェッツ 天皇杯は2次ラウンドでレバンガ北海道に66-78で敗戦
B1リーグレギュラーシーズンは2020年2月17日時点で東地区3位
富樫勇樹選手のバスケ日本代表歴
また、中学2年生の時にU15、中学3年生の時にU16以下の日本代表に選出されました。
2011年 若手選手を主体にした日本代表チームに選出
2014年 アジア競技大会に出場して銅メダルを獲得(怪我の影響での控えとして起用されました)
2016年 男子ウィリアム・ジョーンズカップの日本代表メンバーに選出
2017年 東アジアバスケットボール選手権大会2017の日本代表メンバーに選出
2017年 FIBA アジアカップ2017の日本代表メンバーに選出
2017年 FIBAバスケットボールワールドカップアジア地区1次予選の日本代表に選出
2018年 FIBAバスケットボールワールドカップアジア地区2次予選の日本代表に選出
2019年 FIBAバスケットボールワールドカップアジア地区2次予選の日本代表選手に選出
2020年 FIBAアジアカップ2021予選Window1に向けた日本代表候補に選出
富樫選手のココがすごい
2019年8月から中国で開催されたFIBAワールドカップ2019の出場権を獲得して世界の国々との対戦、アメリカとの試合もあったW杯に出場できないない中、怪我からのリハビリ期間中にも関わらず、ワールドカップに向けた国際強化試合のグッズ売り場に登場して、ユニフォーム購入者に対して即席のサイン会を実施。
2020年1月18日に開催されたBリーグオールスターのスキルズチャレンジで2019-2020シーズンで引退を表明している折茂選手のユニフォームを着てスキルズチャレンジに登場。
2019年のスキルズチャレンジでは優勝を飾った富樫選手ですが、2020年のスキルズチャレンジでは惜しくも優勝を逃しました。
チャレンジ後のインタビューでは「ユニフォームが悪かったかな、間違えました」とコメントして会場を沸かせました。
ご自身の2019年の年棒1億円になったことの会見の終了後、その月に実施されるNBAドラフトで八村選手が指名される可能性があるのでそれも取材してくださいとご自身の会見に来たメディアの方々に伝えました。
2019-2020シーズンに「TOGA」シートを新設。千葉ジェッツ船橋のホームアリーナとなる船橋アリーナで開催される試合で「TOGA」シートを1試合あたり5席(1階S席)を招待。
富樫選手の「もっと多くの子どもたちにBリーグを観戦してもらいたい、バスケットボールの魅力をもっと知ってもらいたい」という想いからシートの設置をしています。
フットブレインというテレビ番組で千葉ジェッツについて放送された時に千葉ジェッツのファン(ブースター)の応援について聞かれると「毎試合すばらしい応援をしてくれます」と答え、「Bリーグでもトップクラス?」と聞かれると「トップクラスではない。トップです!」と即答されました。何の迷いもなく「トップです!」と答えていました。
「Bリーグの中でも応援はトップクラス?」と聞かれ、「トップクラスではないです」って言う富樫に一瞬え????ってなったら「トップクラスではない。トップです」って言い切る富樫がカッコよすぎて息ができない pic.twitter.com/ujdcS9wOsB
— バスケがすきなメイちゃん (@meichaaaan11) February 5, 2020
最後に
千葉ジェッツふなばしの大黒柱である富樫勇樹選手ですが、試合を観戦するとそのスピード、ステップの細かさ、魅せるパスなどさすがと思わせるプレーを披露してくれます。
2019年に開催されたFIBAワールドカップ2019は日本代表が自力で21年ぶりに出場できる大会となりましたが右手の骨折で出場することができなく非常に悔しい思いをされたことかと思います。
その分、2020年の東京オリンピックには怪我なく出場できることを願いつつ、富樫選手の活躍に期待したいと思います。
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