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BリーグのBリーグクラブラインセスは5つの基準がある!あなたはいくつ知っていますか?

BリーグのBリーグクラブラインセスは5つの基準がある!あなたはいくつ知っていますか?

バスケットボールのプロリーグであるBリーグにはライセンス制度があります。

Bリーグに参加するチーム(クラブ)は必ずライセンスを取得する義務があり、毎年審査が実施されています。

BリーグにはB1リーグ、B2リーグがありますがそれぞれにライセンスがあり、B1ライセンス、B2ライセンスがあります。
なお、B2リーグに所属しているチームでもB1ライセンスの基準を満たしていればB1ライセンスを取得できます。

正式名称は「B.LEAGUEクラブライセンス(Bリーグクラブライセンス)」といい、Bリーグのリーグ戦に出場するための資格です。





審査については、次年度のライセンスについて11月までに申請をして、翌年の3月ごろに結果が発表されます。

また、審査はBリーグ理事会が実施し、5つの基準から審査しています。この5つは「競技」「施設」「人事体制、組織運営」「法務」「財務」です。(詳細は後ほど記載します)

目次 Contents

2020年シーズンと2019年シーズンのBリーグクラブライセンス

Bリーグの2020年から2021年シーズンと2019年から2020年シーズンのBリーグライセンス(びーりーぐらいせんす)は以下の通りです。

2020-21シーズン

2020年4月24日に判定結果が発表され、B1ライセンスが交付されたのが24チームで、B2ライセンスが交付されたのが15チームでした。

B1ライセンスは以下のチームに交付されました。

レバンガ北海道、秋田ノーザンハピネッツ、宇都宮ブレックス、千葉ジェッツ、アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷、川崎ブレイブサンダース、横浜ビー・コルセアーズ、新潟アルビレックスBB、三遠ネオフェニックス、
シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、琉球ゴールデンキングス、富山グラウジーズ、滋賀レイクスターズ、島根スサノオマジック(2019年シーズンはB1リーグ所属)
仙台89ERS、茨城ロボッツ、群馬クレインサンダーズ、信州ブレイブウォリアーズ、広島ドラゴンフライズ、熊本ヴォルターズ(2019年シーズンはB2リーグ所属)

B2ライセンスは以下のチームに交付されました。

青森ワッツ、山形ワイヴァンス、福島ファイヤーボンズ、越谷アルファーズ、アースフレンズ東京Z、Fイーグルス名古屋、西宮ストークス、バンビシャス奈良、香川ファイブアローズ、愛媛オレンジバイキングス、ライジングゼファー福岡(2019年シーズンはB2リーグ所属)
岩手ビッグブルズ、埼玉ブロンコス、トライフープ岡山、佐賀バルナーズ(2019年シーズンはB3リーグ所属)

2019-20シーズン

2019年3月12日に第1回判定結果が、2019年4月9日に第2回判定結果が発表された。また、第2回の判定結果でも継続審査となっていたライジングゼファー福岡の判定結果が2019年4月30日に発表されました。

最終的にB1ライセンスが交付されたのが23チームで、B2ライセンスが交付されたのが16チームでした。

最終的にB1ライセンスは以下のチームに交付されました。

レバンガ北海道、秋田ノーザンハピネッツ、栃木ブレックス、千葉ジェッツ、アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷、川崎ブレイブサンダース、横浜ビー・コルセアーズ、新潟アルビレックスBB、三遠ネオフェニックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、琉球ゴールデンキングス、富山グラウジーズ、滋賀レイクスターズ(2018年シーズンはB1リーグ所属)
仙台89ERS、山形ワイヴァンス、茨城ロボッツ、広島ドラゴンフライズ、熊本ヴォルターズ、島根スサノオマジック(2019年シーズンはB2リーグ所属)

B2ライセンスは以下のチームに交付されました。

ライジングゼファー福岡(2019年シーズンはB1リーグ所属)
青森ワッツ、福島ファイヤーボンズ、アースフレンズ東京Z、八王子ビートレインズ、信州ブレイブウォリアーズ、愛媛オレンジバイキングス、群馬クレインサンダーズ、Fイーグルス名古屋、西宮ストークス、バンビシャス奈良、香川ファイブアローズ(2019年シーズンはB2リーグ所属)
岩手ビッグブルズ、埼玉ブロンコス、越谷アルファーズ、東京エクセレンス(2019年シーズンはB3リーグ所属)

また、B2リーグに所属していた金沢武士団は、利益基準充足の妥当性が確認できないためB2ライセンスが不交付となりました。





2019年3月12日の第1回判定結果で継続審議となったクラブ

富山グラウジーズ:財務基準(純資産基準)の確からしさを継続審議することになった
滋賀レイクスターズ:施設基準(5000人以上のアリーナ確保)、財務基準(純資産基準)の確からしさを継続審議
ライジングゼファー福岡:財務基準(純資産基準・資金繰り基準)の確からしさを継続審議
群馬クレインサンダーズ:財務基準(純資産基準・資金繰り基準)の確からしさを継続審議
金沢武士団:財務基準(純資産基準・資金繰り基準)の確からしさを継続審議
Fイーグルス名古屋:施設基準(5000人以上のアリーナ確保)の確からしさを継続審議
西宮ストークス:施設基準(5000人以上のアリーナ確保)、財務基準(利益基準・資金繰り基準)の確からしさを継続審議
バンビシャス奈良:財務基準(利益基準・資金繰り基準)の確からしさを継続審議
島根スサノオマジック:財務基準(純資産基準・利益基準)の確からしさを継続審議
香川ファイブアローズ:財務基準(資金繰り基準)の確からしさを継続審議
岩手ビッグブルズ:財務基準の確からしさを継続審議
埼玉ブロンコス:財務基準の確からしさを継続審議
越谷アルファーズ:財務基準の確からしさを継続審議
東京エクセレンス:施設基準(3000人以上のアリーナ確保)の確からしさを継続審議
鹿児島レブナイズ:財務基準の確からしさを継続審議

Bリーグライセンスの評価項目は?

Bリーグライセンスですが5つの基準(ライセンス基準)があります。

・競技基準
・施設基準
・人事体制、組織運営基準
・法務基準
・財務基準

なお、B1ライセンスとB2ライセンスでは求められる内容が異なる場合があります。

上記のような5つの基準が用意されていますが、各基準にはさらに詳細な項目があります。

・競技基準について
ユースチームの保有
スクールの活動状況の報告
選手の医療面でのケア
プロ選手との書面による契約
アマチュア選手との契約の報告
トップチームの編成状況の報告

・施設基準について
ホームアリーナ
ホームアリーナ要件

なお、ホームアリーナの要件については「ホームアリーナ検査要項(2020-21シーズン用)」が設けられています。

B1ライセンスを取得するには5000席以上の座席が必要で、B2ライセンスを取得するには3000席以上の観客席が必要です。

また、新設するアリーナ(2020年以降の着工のアリーナを「新設」の対象とする)について、B1ライセンスを取得する場合は5000席が必ず必要です。

Bリーグの公式戦でオールスターゲームを開催するには5000席以上の客席が必要で、プレイオフファイナルを実施するには8000席以上の客席が必要です。





・人事体制、組織運営基準について
クラブ事務局
代表取締役
ライセンス担当
財務担当
運営・セキュリティ担当
広報担当
マーケティング担当
法人営業担当
医師(メディカルドクター)
トレーナー
ヘッドコーチ
アシスタントコーチ
安全・警備組織・警備員
その他設置が必須となる担当者について
提出後の変更通知義務

・法務基準
宣言書
クラブの登記情報および組織体制
他クラブの経営等への関与の禁止
規約・規程の整備
訴訟の報告
顧問弁護士
ライセンス交付後の重要な後発事象の報告義務
商標の保護

・財務基準
利益基準
純資産基準
売上高基準
資金繰り基準
監査
報告内容の修正義務
期限経過未払金の皆無
ライセンス交付の決定に先立つ損益見込み、申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策
損益見込みおよび翌事業年度の予算の提出
クラブ間の金銭貸借の禁止

なお、上記の引用元はBリーグの「クラブライセンス交付規則」です。

最後に

Bリーグのクラブライセンスについて調べてみましたが、B1・B2というように2種類のライセンスがありB2リーグからB1リーグに昇格する場合はB1リーグライセンスが交付されていないと昇格ができません。また、このBリーグクラブライセンスは毎年の更新があり、11月30日までに翌シーズンのライセンスを申請して翌年の3月ごろに決定されます。

そして、ライセンスには5つの基準が用意されており、その基準ごとにさらに詳細な項目があります。特に財務基準に満たないためにB1リーグのライセンスが取得できない場合(チーム)が多いと感じました。

さらに、2019年から2020年シーズンはシーズンの終盤で新型コロナウイルス感染症の影響でリーグ戦が途中で中止となり、チャンピオンシップも開催されないために、各チームの売上が予定が予想よりも大きく落ち込むことが想定されるため2021年シーズン以降のライセンスがどうなるのかも気になります。

このように、Bリーグはライセンス制度を毎年見直して、Bリーグや所属クラブの持続的な発展のために審査を実施しています。

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